ファッションデザイナー

ファッションデザイナー

ファッションデザイナーの仕事

ファッションデザイナーという職業名は一つのステータスシンボルになっています。それは医者とか弁護士といった勝ち組み職業という意味合いのものではなく、どちらかといえば画家とか音楽家に通じるような己(おのれ)の持って生まれた才能を生活の糧(かて)にしていることの優越です。自分の趣味を仕事にすることにはそのような俗世間における優越があるものですが、ファッションはとりわけ普遍的で一般的な庶民の関心事であるだけにファッションデザイナーに対する憧れ(あこがれ)は格別のものがあります。

 

 

ファッションデザイナーと聞いて思い浮かぶのがココ・シャネル、イヴ・サンローラン、クリスチャン・ディオール、サルヴァトーレ・フェラガモ、ルチアーノ・ベネトン、そして日本人なら森英恵、三宅一生、山本寛斎、コシノ姉妹といったところでしょうか。しかしこれら世界的に有名なデザイナーは職業を語る上でもはやその次元にありません。なぜなら彼らはプロデューサーであり実業家なのですから。職業としてのファッションデザイナーはほとんど別のものと考え、上に列挙したカリスマとは切り離すのが現実的です。ファッションショーでトップモデルに自分がデザインした服を着せ、ランウェイやキャットウォークを歩かせるというのは一種の固定観念にすぎません。

 

 

 

 

 

 

 

現実の世界のファッションデザイナーは努力しだいですぐ手の届くところにあります。特別な資格は必用ありませんし、求人も少なからずあります。それは前述したとおりファッションが万人の関心事であって、そのニーズが多種多様だからです。今日では全国に数え切れないほどのファッションデザイナー養成学校があり、無数のアパレルメーカーが存在します。大手企業だけでなくインディーズや個人経営のブティック等を入れると、デザイナーの卵の受け皿は驚くほど多くあります。

 

デザインサンプルの服を格安で買えたりファッションのメッカであるパリやミラノに出張旅行できるなど仕事上の特典もありますが、日々の仕事はかなり地味です。シーズンのテーマ作り、素材集め、サンプルチェック、仕様書の作成、作品展示会の準備など雑用もたくさんあります。なおファッションデザイナーはデザイン画を描くだけで、その絵がパタンナーに渡されてサンプルが出来上がります。


ファッションデザイナーになるには

      高等学校
        ↓
     大学、短大、専門学校
        ↓
     アパレルメーカー、ブティック

 

 

 

ファッションデザイナーの収入

大手企業の場合、年収平均は400万円前後。個人経営のお店では地域やブランドの知名度によって格差があります(200〜800万円)。


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